ハクサイ  
ハクサイの栽培法法
歴史や概況
白菜写真1 原産地は中国北部。西洋のキャベツに匹敵する東洋の代表的野菜です。しかし、キャベツが世界中に広まったのに対して、白菜の分布は中国、朝鮮半島、日本など東アジアが中心。中国ではダイコン、豆腐とともに『養生三宝』と呼ばれる健康野菜です。
 漬物、鍋物、煮物、和え物などの秋冬の食卓に欠かせない白菜であるが、意外にも日本での歴史は浅く、本格的に栽培されるようになって100年も経っていません。
 JA紀の里管内では、昭和40年代に40haもの栽培がありましたが、連作障害や農業者の高齢化による重量野菜の作付け敬遠等により、減少傾向にあります。

主要品種
 品種は大きく分けて、結球、半結球、不結球の3タイプがありますが、現在市場に出回っているほとんどが結球タイプです。結球タイプのうち市場流通の大半を占めるのは黄芯系の白菜で、この系統は球の内側が黄色を帯びており、漬物にしたり、茹でたりしたときの色合いが従来の白菜に比べ鮮やかにうつり、人気の系統です。
 おもにJA紀の里管内で栽培されている品種は、耐病六十日・冬冴・黄ごころシリーズ・CR隆徳・黄波90等の品種で黄ごころシリーズが大半をしめています。

栽培面積・生産量
管内の栽培面積 15ha (H17近畿農政局和歌山農政事務所調べ)
管内の出荷量   241t (H17JA紀の里販売実績より)

栽培方法
  1. 育苗方法
    プラグトレーを使った育苗が主流であり、育苗期間が20日〜30日、本葉4枚程度で定植する。10a当たり約4000株を定植。
  2. 播種時期
    8月25日から9月15日で、本田への植え付けは、9月上旬から10月下旬である。
  3. 収穫時期
    11月下旬から3月下旬
白菜写真2

特徴
白菜は根が弱いので有機配合肥料中心で栽培されます。

出荷方法
外葉を3枚程度取り等階級別に分けてダンボールに入れて関西市場へ出荷されています。

機能性
 白菜は全体の96%が水分です。ビタミンC・カルシューム・鉄・カロチンを多く含んでいます。特に風邪の予防に効果があるビタミンCは一日の必要量を白菜400gで摂ることが出来ます。
 効果としては、
・高血圧の予防  塩分を体外排出する作用のあるカリウムが塩分の摂りすぎを助けます。
・二日酔い  体内の熱を冷ます効果があり、更に利尿効果をもっています。
・発ガン物質の抑制  アブラナ科の野菜には、ガンを抑制する効果があり、白菜も例外ではありません。白菜にはジチオールチオニンという特殊な成分が含まれており、この成分がガンに効果を発揮するとされています。

選び方
白菜は葉先まで硬く巻いていて重みがあり、胴に張りと締まりがあって切り口がみずみずしいものが良品である。半分や4分の1にカットしたものは、断面が水平で葉が詰まっているものを選ぶとよい。

保存方法

暖かい時期
ポリ袋に入れて冷蔵庫で保存する。
寒い時期 丸ごと新聞紙で包み、冷暗所に立てておくと3〜4週間は保存可能。寝かせると重みで葉が痛むので必ず立てておく。 新聞紙が湿ってきたら取り替えると良い。