きゅうり   

歴史や概況
 原産地は、ヒマラヤ山麓のネパールからインド西部にかけての地域。三千年以上前からこれら西アジアで栽培が始まりました。日本へは10世紀までに入ったとされ、全国的に普及したのは、江戸時代末期から明治時代にかけてと言われています。
 JA紀の里管内では昭和40年代から施設でのきゅうり栽培がおこなわれおり、粉河地域・貴志川地域が中心となっています。JA紀の里では、平成7年に地区ごとにあったきゅうり部会をまとめ、一元きゅうり部会を設立し、販売ロットの確保と高品質生産に努めています。また従来行っていた家庭選果からJAでの機械選果へと移行し、栽培農家の省力化と品質の統一に大いに力を発揮しています。

主要品種
JA紀の里管内の作型別主要品種とその特徴
夏秋採り (品種)インパクトC  (台木)ひかりパワーゴールド又はときわパワーZ
春採り  (品種)アンコール10 (台木)ひかりパワーゴールド又はひかりパワー
夏採り  (品種)夏林又は南極  (台木)ひかりパワーゴールド又はときわパワーZ

インパクトC
果実は21〜22cmで重さ100〜120g程度、果色は特に濃く光沢に優れた高品質で、食味は非常に良い。
アンコール10 果実の光沢・果色が極めて良く、味(歯切れ・香り)、見栄えが非常に良い。
果皮うすく、果肉は良くしまり、歯切れがすこぶるよく、食味は抜群(おいしいハウスきゅうりの代表品種)。
南 極 果長21〜22cm、円筒形の果形で肉厚。果実は、濃緑色で光沢があり、食味は抜群で歯切れの良さとみずみずしさを備えている。

栽培面積・生産量
管内の栽培面積   24ha (H17近畿農政局和歌山農政事務所調べ)
管内の出荷量   1143t (H17JA紀の里販売実績より)

栽培方法


 春・夏秋採り栽培はビニールハウスで栽培されています。また、なかには周年生産している農家もあります。また、鞆渕地区や野田原地区では、標高が高く立地条件を生かした夏採りの露地栽培も行われています。

きゅうり写真1

出荷方法
 一元きゅうり部会では、JAでの機械選果が行われ、5kg入りのダンボールで出荷されています。品質の平準化により安定販売につながっています。 きゅうり写真2 きゅうり写真1

機能性
 キュウリの95%以上は水分であり、栄養価は低くミネラルやビタミン類も他のウリ科野菜よりも少ないです。ただ、カリウム含量が多めで、100g中に200mg含まれており、利尿効果があります。