ブドウ  

ぶどう写真1 歴史や概況
 ヨーロッパを原産地としています。欧州種とアメリカ大陸を原産地とする米国種、及びこれらの雑種から生じた品種群(巨峰・ピオーネなど)が主体となっています。
 世界ではヨーロッパブドウ品種が1万以上あるといわれ圧倒的に多く栽培されていますが,日本ではデラウェア,キャンベル・アーリー,巨峰,マスカット・ベーリーA,ピオーネが代表的です。
1897年に日本にアメリカブドウとの雑種である巨峰やピオーネが導入され、紀の里ではお盆の時期に出荷が可能なことから昭和40年頃から導入されました。

主要品種
●管内で栽培されている主な品種
巨峰 収穫時期は8月上旬〜9月上旬。スーパーなどでよく見かける大粒な葡萄の代表格。管内でもっとも多く栽培されており、ぶどうの全生産量の約76%が巨峰です。
ピオーネ 収穫時期は8月下旬〜9月下旬。巨峰よりやや大降りで最高の品質をもつ。
デラウエアー 小粒葡萄の代表格。糖度も高く家庭菜園にもよく利用されています。管内では旧粉河町でたくさん作られています。

栽培面積・生産量

栽培面積  33ha (H17近畿農政局和歌山農政事務所調べ)
出荷量   121t (H17JA紀の里販売実績より)
ぶどう写真2
栽培方法
 食味と着色向上のため、ブドウが必要とする窒素や燐酸・カリなどの肥料を水に溶いて葉から養分を吸収させています。さらに健全な樹作りのため完熟堆肥を10aに2t施用しています。

特徴
労働面・市場性を考えて、加温から無加温・露地栽培までの作型を導入しています。

出荷方法
 生産量の98%程度が市場流通され市場を通して全国各地に出荷されています。残りのものについては、小売・直売に仕向けられています。荷造り形態としては350g〜500g程度の房をパック詰にし10パック程度箱に詰めたものや、350g〜500gの房をそのまま2〜3房化粧箱に箱詰めしたものが流通の主流となっています。一部、リーフコンテナ(通いコンテナ)を利用しバラ房・パック詰の流通が環境・資源の節約の面から導入されています。 ぶどう写真 商品

機能性

 ブドウは今注目の抗酸化物質の一つであるポリフェノーを多く含んでいます。ポリフェノールとは単独の物質ではなく、ポリフェノール類とよばれる植物が光合成を行うときに体内にできる何種類もの物質の総称を言います。多くの植物の中で特にブドウがこのポリフェノールを多く含んでいます。
 ブドウを食べるとポリフェノールの一種、エピカテキン、エピカテキンガレートは坑酸化作用によって、ガン、潰瘍などを予防したり、血栓が出来るのを防ぎ心筋梗塞(しんきんこうそく)や脳梗塞を予防し、血圧の上昇を抑制したりする効果も期待できると言われています。
 近年注目されているのは「レスペラトロル」という物質で、これもポリフェノールの一種であり、ブドウ自身が灰色かび病などから身を守るために作る物質。これが比較的強いガンの抑制効果を持っていることが分かり、研究が進められています。