八朔(はっさく)  

歴史や概況
はっさく写真1 八朔は、万延元年(1860年)に広島県因島市田熊町中区の恵日山浄山寺の境内において偶発実生として発見されたものです。時の住職、小江恵徳和尚が旧暦の8月1日頃(八月朔日)現在の9月下旬になると食べられると言うことで『八朔』と命名したとしたと伝えられていますが、明らかに実りの時期とずれており真相は謎。
 その後、因島を中心に同県に栽培されていたが、戦後は広島はもとより和歌山・徳島・高知・熊本等に増殖されました。現在では、和歌山・広島・愛媛・徳島の順で栽培されています。
 紀の里へは1〜4月までは果物の種類が少なかった為、昭和40年頃に水田の転換作物として導入されました。

主要品種
 ●管内で栽培されている主な品種
早生八朔 11月中旬から12月中旬に収穫・出荷される。
普通八朔 12月に収穫し貯蔵して1月〜4月に出荷あれる。
中には3月まで木に成らしておき「木成り八朔」賭して出荷される
紅 八 朔 12月〜1月に収穫し貯蔵して2月下旬〜4月に出荷される。
普通八朔に比べ果皮が淡橙色で果汁が多く糖度が高い。

栽培面積・生産量
栽培面積  588 ha (H17近畿農政局和歌山農政事務所調べ)
出荷量   6810 t (H17JA紀の里販売実績より)

栽培方法
八朔は大玉生産することを目的に摘果をおこないます。八朔1個を成らすのにムギワラ帽子の大きさの葉面積が必要です。また夏の乾燥時には潅水をおこないます。 はっさく写真2

特徴
 

皮は厚めで剥きにくいが、歯ごたえのある淡黄色の果肉、ほどよい甘みと酸味のコンビネーション。なにより独自のほろ苦さが『八朔』の特徴です。


出荷方法
収穫した果実を、低温貯蔵庫で管理し、1月〜4月上旬まで計画的に出荷します。

出荷荷姿は、10kg箱のバラ詰めと、15kg箱へのネット詰め。
はっさく写真3
機能性
 八朔には、ビタミンCとビタミンPが豊富に含まれています。
ビタミンCは100グラム中40ミリグラム含まれています。成人が八朔を丸ごと1個食べれば、1日に必要なビタミンC量を摂取する事が出来ます。
 八朔の苦みの成分はナリンギンという物質で、これはビタミンPの一種です。ナリンギンは、高血圧予防に、効果があります。果肉よりじょうのう(中袋)に多く含まれています。

●注目の逸品
和歌山県では、缶ジュースとして「濃縮還元 はっさく(果汁100%)」があります。

瓶ジュースとして「濃縮還元 結朔(果汁100%)」(はっさく+夏みかん)があります。