梨  

梨写真1 歴史や概況

 梨は北海道から鹿児島の各地に散らばっています。詳しいことはまだまだ不明なところが多くあり、今後の研究が期待されている作物です。
 紀の里管内では古くから二十世紀、長十郎が栽培されていましたが、近年消費者の嗜好の変化により、より甘みの強い品種として幸水・豊水・喜水などが導入されました。特に粉河地区を中心に栽培されています。


主要品種
●管内で栽培されている主な品種
喜水(きすい) 早生品種で、果実が大きく、ジューシーな果実。幸水同様、甘味も強く酸味も少ない品種です。7月下旬から8月上旬に収穫します。また収穫時期を少し遅らせ更に熟するのを待つと濃厚な甘さが楽しめます。
幸水(こうすい) 早生品種で甘み、果肉ともによくジューシーな果実で酸味も少ない日本を代表する梨です。8月下旬から9月初頭まで食べられます。
豊水(ほうすい) 程よい酸味と強い甘みを持っているので食味濃厚な梨です。

栽培面積・生産量
栽培面積  24 ha (H17近畿農政局和歌山農政事務所調べ)
出荷量   129 t (H17JA紀の里販売実績より)

栽培方法

梨写真 花 大玉の梨を生産をする為に、ひとつの枝(1m程)に花芽が5つ程度になるように花芽を間引き、花が咲くのに供えます。春になると1つの花芽から8つ程度の花がつきます。この中から1つだけ形の良い花を選びます。どの花を選ぶかは、農家のこれまでの経験からです。
 花が咲くと受粉作業をおこないます。梨は自家受粉しにくい果樹なので、同じ園地には別の品種を栽培して(たとえば幸水、豊水)、ミツバチなどの昆虫(特に訪花昆虫といいます)を放ち受粉をしてもらいます。
 そして実がつくと、鳥、虫、風、病気から梨の果実を守ため実に一つ一つ袋を掛けます。収穫時期になると適度な大きさ、色具合(グリーンから赤茶色へ)などから判断し実際に食べて味を確認し収穫作業にかかります。
 収穫が終わると来年へ向けての作業をおこないます。10月には土作りのため元肥えをたっぷりと、12月には有機肥料を樹に与えます。そしてバランスよく日光を取り入れる為、それぞれの枝を剪定し来年新しい良い芽が発芽するように作業をおこないます。


出荷方法


園地で収穫が終了後農家の作業場で一つ一つ大きさ、形を選別しダンボールへ入れて地域の直売所へ搬入するのと、選果場へ持ちより各市場へトラックで出荷します。

梨写真2

機能性
梨写真3梨は水分の含有量が多いので、農家は作業中のどが渇いたら梨を食べたりもします。そして利尿作用もあるのでよく2日酔いのときも食べると良いそうです。