梨は北海道から鹿児島の各地に散らばっています。詳しいことはまだまだ不明なところが多くあり、今後の研究が期待されている作物です。 紀の里管内では古くから二十世紀、長十郎が栽培されていましたが、近年消費者の嗜好の変化により、より甘みの強い品種として幸水・豊水・喜水などが導入されました。特に粉河地区を中心に栽培されています。
大玉の梨を生産をする為に、ひとつの枝(1m程)に花芽が5つ程度になるように花芽を間引き、花が咲くのに供えます。春になると1つの花芽から8つ程度の花がつきます。この中から1つだけ形の良い花を選びます。どの花を選ぶかは、農家のこれまでの経験からです。 花が咲くと受粉作業をおこないます。梨は自家受粉しにくい果樹なので、同じ園地には別の品種を栽培して(たとえば幸水、豊水)、ミツバチなどの昆虫(特に訪花昆虫といいます)を放ち受粉をしてもらいます。 そして実がつくと、鳥、虫、風、病気から梨の果実を守ため実に一つ一つ袋を掛けます。収穫時期になると適度な大きさ、色具合(グリーンから赤茶色へ)などから判断し実際に食べて味を確認し収穫作業にかかります。 収穫が終わると来年へ向けての作業をおこないます。10月には土作りのため元肥えをたっぷりと、12月には有機肥料を樹に与えます。そしてバランスよく日光を取り入れる為、それぞれの枝を剪定し来年新しい良い芽が発芽するように作業をおこないます。
園地で収穫が終了後農家の作業場で一つ一つ大きさ、形を選別しダンボールへ入れて地域の直売所へ搬入するのと、選果場へ持ちより各市場へトラックで出荷します。