梅  

梅写真歴史や概況
 梅はバラ科サクラ属の落葉果樹で原産地は中国。古くから日本(九州北部)に自生していたという説もありますが、奈良時代以前に中国文化と共に遣唐使が薬木として、中国(湖北省・四川省)から日本に持ち帰ったものといわれています。日本の風土によく合い、平安時代に広く普及しました。
 和歌山県の梅の出荷量は年間約69,300トン(H17年度)で、全国1位の生産量です。国内の梅の約54%が和歌山で生産されたものです。なかでも南高梅が有名ですよね。JA紀の里管内の栽培面積は約210ha、県内で第4位の生産量です。


小梅(こうめ) 梅干用の梅で、小さいのが特徴。
小城(こじろ)

青梅のまま加工するのが特徴。梅酒、梅ジュースによく使用されます。
管内の梅の約2割がこの品種です。

南高(なんこう) 管内で一番多く栽培されている品種。種が小さく肉厚であるため、梅干に最適。
紅南高(べになんこう) 太陽に当たり、紅の入った南高梅のこと。南高と品種は同じだが、南高よりも高額で取引されます。

栽培面積・生産量

栽培面積  210ha (H17近畿農政局和歌山農政事務所調べ)
出荷量   1025t (H17JA紀の里販売実績より)


特徴

梅干し写真 梅は、すべて加工をしてから食べられます。代表的なものは、梅干・梅酒があります。この他には、梅肉エキスや梅ワインといったものもあり健康食品として人気をよんでいます。


機能性

 梅はクエン酸が豊富でこのクエン酸は体の中でエネルギーを作り出す元となる物となり疲労回復に効果が期待できるとされてます。またお弁当には欠かせないものですが、抗菌作用も無視できない利点です。


生育
開花  1月中旬〜2月下旬
梅写真 花 桃や桜より一足早く開花します。
開花すると、ミツバチを飛ばして受粉を促進します。ミツバチは風が強い日や気温が低い日は飛ばないので、ミツバチのために防風樹や防風ネットを設置する農家もあります。
(矢印の部分がミツバチ)


追肥 4月中旬
受粉後、成長期の実の栄養補給に肥料をやります。


●摘果 5月上旬〜中旬
良い実を作るために、日陰や多くなりすぎている枝にある実を間引きます。


収穫、選果 5月下旬〜6月下旬
梅写真 実1梅写真 実2梅写真 実3
 小梅(5月下旬)、古城(5月下旬〜6月上旬)、南高(6月上旬〜下旬)の順で収穫します。
収穫後は家庭内選果をしたあと、選果場で選果されます。梅は少しでも傷があると出荷できません。収穫・選果は傷をつけないように注意深く行います。

 

 



礼肥 7月上旬
収穫の終わった樹にお礼の肥料をやります。収穫で疲れた樹への栄養補給です。


夏季剪定 9月〜10月
梅写真 徒長枝
夏に伸びた徒長枝(とちょうし:上向きに伸びた枝)を切り、樹勢を整えます。
また、伸びすぎた枝を切ることによって、次の年の花芽の充実をよくします。



●土作り 11月〜12月
次の年も樹が元気に育つように、土壌改良の肥料をまいて梅に合った土壌をつくります。
梅はアルカリ土壌を好みます。


●冬季剪定 12月〜2月
梅写真 剪定
落葉後、樹勢をよくするために枝を切ります。
次の年の発芽を大きく左右する作業です。